つたえたいこと
ほんとうの「食」
「どうしてこんなにおいしいの?」『自然食泊 愛里』に泊まったちいさな男の子が、真剣な顔をして女将に尋ねました。ごはんも、おみそ汁も、野菜も魚も、普段よりすごくおいしいのが本当に不思議だったよう。厨房のご主人は話を聞き「特別なことはしていないんだがなぁ」と首をかしげましたが、女将には確信がありました。農家が手塩にかけた旬の食材を、新鮮なうちに手間を惜しまず料理すれば、ほんとうのおいしさが伝わる。食をとおして心が伝わる……。
こうした本当の「食」との出会いが、子どもたちに新鮮な感動の扉をいっぱい開いてくれます。保存料や化学調味料で味付けされて、いつ誰が作ったかわらない加工食品を孤食する世界から一番遠いところに、子どもたちをもっと連れていけたら。
明宝の食文化
清流・吉田川とその両脇にせまる山々。その隙間を縫うように拓かれた明宝の田畑は、お世辞にも広いとは言えません。いや、はっきり言って人くらす場所は自然に比べほんのわずかしかありません。だからここでは、ひとつの種類をたくさんつくって出荷しお金に換えるのを控え、山すその畑で四季折々いろんな野菜を育てて台所で「食」に変えることを選びました。
余ったものは漬けたり干したり発酵させて保存食に。畑の作物が途切れる春先には山菜が台所を助け、猟や漁の獲物や木の実などの自然の恵みが食に彩を添えた。
この地で生まれたいのちを、感謝しておいしくいただく知恵や技。それを食文化として次の世代につないできました。
一昔前までは当たり前だったこのいとなみは、全国のあちこちで途切れようとしています。明宝で今もつづく「食のくらし」は、この地に住む私たちにも、季節ごとに新鮮に、どこかなつかしい感動を伝えつづけています。
いっぱい遊んでいっぱい食べて
野菜が育った土の上に立ってみる。作物を育てる農家のお手伝いをする。自分で育てた野菜を料理する。そして山や川でいっぱい遊んで、いっぱい食べる!
現代社会を生きる子どもたちに、まるで昔話のような、山奥に住むおじいちゃんおばあちゃんの家へ行くような体験をしてもらいたい。そこで自然と人が共にくらす喜びと感動と(あと、すこしの苦労とも)出会ってほしい。あぐりのこは、そのお手伝いしたい。
明宝へ遊びにきてください。
「あぐりのこ」 について
あぐりのこ は、岐阜県郡上市明宝で、食と農に関わる体験旅行を実施している団体と旅館・民宿、またその関連施設により構成された「食と体験の國・めいほう推進協議会」が行なってる事業です。平成29年には、地域に伝わる食文化を『めいほう食の教科書』としてまとめ、若いお母さん方と共有する取り組みを始めました。平成30年からは、地域に残る豊かな食文化を都市のみなさまに広く発信し、特に、未来を担う子どもたちに食と農の大切さを楽しくわかりやすく伝える様々な取り組みを行なっています。
お問合せ先
一般社団法人
明宝ツーリズムネットワークセンター
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| 受付時間 | 10:00~16:00(平日) |
| 担当 | 由留木 |
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